綾部山梅林はたつの市(旧揖保郡)御津町にある広大な梅林で、 標高144.5mの綾部山の東斜面一帯に広がる総面積約24haの梅林です。 瀬戸内海を見下ろす綾部山全体が春の梅のシーズンには白と赤の梅に囲まれ、 その様はまさに梅の名所と呼ぶにふさわしい見事な景観を作り出します。綾部山梅林は一目2万本とも言われる非常に見晴らしの良い梅林としても有名です。 兵庫県下はもとより、関西・西日本屈指の規模を誇る梅林として、遠く京阪神からも多くの観梅客でにぎわいます。 運営は地元の黒崎梅園組合というところがあたっています。 ただ綾部山梅林の観梅には少々足を使います。日ごろ運動不足の人は結構良い運動になると思います。 梅林入り口にある駐車場に、駐車料金500円を払って車を止め、そこからは全て徒歩となります。 駐車場付近の標高が約3mほど、ここから綾部山の頂上付近までは標高差約120mほど登ります。 駐車場からは上り坂を上がって行き、しばらくいくと入園料500円を徴収されるゲートがあります。 ここからさらに梅干や梅ジュース、土産物などを売っている所を過ぎ、しばらく坂道を行くと ようやく梅林が姿を現し始めます。 ここからはさらに急勾配となり、白梅中心にところどころにある紅梅を眺めながらどんどん急坂を登ってゆきます。 やがて山頂近くなるにつれて眺望が開け、眼下に梅林を見下ろせる通路にたどり着くと傾斜も緩やかとなります。 一目2万本、最も眺望の良い茶店付近からはまさにそんな絶景が見下ろせます。 眼下には満開の梅の山、遠くには13haあるといわれる菜の花の黄色い畑があり、 御津町の街並みと右手を見やれば瀬戸内海という、なんとも贅沢な風景です。 また入園料500円の中には梅ジュースか甘酒、どちらか1杯を無料で飲めるサービス券も含まれています。 これは山頂近くの茶店で飲むことができます。 梅に囲まれた絶景を眺めながら、乾いたのどを潤すのも至福のひと時です。 また梅を見ながら緑の草地に腰を下ろしてお弁当を広げて食べるのもいいかと思います。 よく見ると梅林の急斜面のところどころにレールのようなものが走っていますが、 これは急斜面で摘み取った梅の実などを搬送するトロッコのためのものだそうです。 このことからも分かるように同じ御津町で近隣にある梅林ですが、 両者の性格は異なるようで、どちらかというと綾部山梅林は白梅が多いことから 梅林本来の目的である梅の実を収穫して梅干にしたりジュースに加工したりという目的で作られており、 一方で世界の梅公園は御津自然観察公園とも呼ばれるように、梅ジャムなどを売っている売店もありますが どちらかというと観梅目的でつくられた梅公園と言うように考えられます。 ここでは綾部山梅林を中心に、お隣の世界の梅公園の風景も一部入れています。
