日本滝100選 天滝の壁紙写真です。 天滝は兵庫県養父市大屋町にある名瀑で、 落差98mは兵庫県下一を誇ります。天滝へ至る遊歩道は長さ約1.2kmほどあります。 大屋町にあるレストハウス天滝付近に点在する駐車場に車をとめ、そこから杉ヶ沢に至る遊歩道を 歩いてゆきます。遊歩道の幅は整備されているとはいえさほど広くは無いのですが、 それでも比較的歩きやすい道ではあります。 但し標高差はかなりありますので、結構疲れる登りとなります。 途中しのびの滝、岩間の滝、糸滝、連理の滝、久遠の滝、夫婦滝、鼓ヶ滝、などの滝を見ながらぐんぐん標高を上げ、 遊歩道沿いの渓谷美を楽しんでいると、突然目の前にまるで天から降ってくるかのような滝が姿を現します。 これが天滝で、滝の名称はそこから来ています。 ここからはいよいよ岩盤に取り付けられた鉄の階段を登っていく最後の山場です。 下が丸見えになるので高所恐怖症だと結構怖いものがありますが、それでも手すりも付いていますので安全です。 階段を登りきると、今まで天から降ってきたように見えていた滝の滝口と平行になる高さまで上がってきます。 すると視界が一気に開け、目の前に轟々と音を立てながら落下してゆく天滝を見ることが出来ます。 兵庫県の最高峰である氷ノ山(標高1510m)に源を発する天滝川水系の滝の水量はかなり豊富で、年中枯れることはありません。 ただこの滝には滝壷はありません。滝落下口から上部は直瀑ですが、下のほうへ行くと岩場を扇状に流れ下るようになるためで、そのまま渓流へと変化して行きます。 また天滝はかなり古来から知られていたようで、1300年以上前の役行者本記や大和長谷寺縁起などの古来書物にもその名が見られることから 歴史も非常に古いことが伺われます。 弘法大師にまつわる伝説も語られていて、弘法大師が高野山へ行く前にこの天滝のしぶきに当たり、 ここに居を構えようかとしたそうですが、高野山と比べて谷の数がひとつ少ないということで結局高野山へ行ってしまわれたとか。 またこの渓谷は日本森林浴100選にも同時に選出されており、1996年のNHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」 のオープニングに登場して一躍その名を有名にしています。
