沖縄県那覇市にある識名園の壁紙写真です。 識名園(しきなえん・沖縄ではシチナヌウドゥンと呼ぶ)は琉球王家の最大の別邸です。 首里城とは比較的距離も近いところにあり、王家の人々の保養や また外国からの来賓を接待するところとしても使われていたという歴史を持っています。 首里城などと比べると創建年代は比較的新しく、1799年に完成し、当時第二尚氏王朝の第15代国王であった尚温王(しょうおんおう)の の冊封のために中国からやってきた冊封使をここでお迎えし接待しています。 識名園は中央に池を配した廻遊式庭園となっています。日本の廻遊式庭園と中国両方の庭園美を合わせた様な感じで、 六角堂などの建物には中国の影響も見られるのが特徴となっています。 また池を廻るこの庭園には大小のアーチ橋が掛けられていますが、この橋は琉球石灰岩で出来ており、 琉球独特の庭園の感じも放っています。 識名園の総面積は約4万2千平方(1万2千700坪)メートルほどある広大なもので、そのうち建物の占める面積は約195平方メートルあります。 琉球王家は識名園以外にも17世紀の後半に完成した御茶屋御殿(ウチャヤウドゥン)と呼ばれる別荘を持っており、こちらは首里城の東に位置していたため 東苑と呼ばれ、それに対して新しく出来た識名園は首里城の南側に位置しているため南苑と呼ばれていたそうです。 識名園もまた太平洋戦争・沖縄戦で大きな被害を受けていましたが、1975年より復興と整備が進められ、ようやく現在のような姿を取り戻しました。 また復興後すぐの1976年には国の名勝に、2000年には特別名勝に、2000年12月2日にはユネスコの世界遺産にも登録されています。 なお、識名園へは那覇市内の県道222号線、真地交差点すぐのところに入り口があります。入場料は300円かかります。
