大田神社は京都市北区上加茂神社の近くにある、小さな神社です。 京都上加茂神社の近くにある大田神社は現在上賀茂八摂社の境外摂社のひとつで、 上加茂神社に関連する神様である天鈿女命(あめのうずめのみこと)と猿田彦命(さるたひこのみこと)を祭神としている神社です。 大田神社の名称の由来はもともと古来から恩多社と呼ばれていたものが変化したものとも、 また祭神のひとつ、猿田彦命を別名大田神とも呼んでいたところから来ているとも言われています。 昭和14年に天然記念物指定されたカキツバタの野生の群生があることでも有名で、 総面積約2千平方メートルくらいあると言われる大田ノ沢に 平安時代の昔からカキツバタの群生が見られたと言う歴史のある神社です。 開基やいつ頃建立されたかははっきりしませんが、 上加茂神社の創建が天武天皇の飛鳥時代の678年とされていることから おそらくこの頃の年代の創建だと思われます。またこの地方を開墾した加茂氏に関連して 昔は五穀豊穣を願ってこの土地の地主神をお祀りしたのが恩多社の始まりとも言われているようです。 その後上加茂神社の摂社となり、現在の形に収まっているようです。 記録に残っているところでは、平安時代の1190年に歌人藤原俊成が五社百首歌の中で 「神山や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」と詠んでいるところから すでにこのときには野生のカキツバタの群落が 大田ノ沢に存在していたことを示す歴史的証拠ともなりそうです。 花の見頃は例年だいたい5月中旬前後となります。 また大田神社のカキツバタは日本三大自生地のひとつとしても知られています。 なお、境内には駐車場はありません。入場料も無料です。
大田ノ沢のカキツバタ
天然記念物のカキツバタ
日本三大カキツバタ自生地
杜若(カキツバタ)名前の由来
撮影日2005年5月17日
サイトトップ>・花・5月・京都・COOLPIX 8800>京都大田神社カキツバタ
