標高3026m、乗鞍岳山頂から撮影した乗鞍岳とアルプスの山々の壁紙写真です。 乗鞍岳は北アルプスの南部にある独立峰で、コニーデ型火山としてかつては活火山でした。 乗鞍岳の名称の由来は山頂の剣ヶ峰を馬の頭に見立てると、鞍部の部分がまるで馬の鞍のように見えることから来ているようです。 また私が行ってきたマイカー規制以前は標高2702mにある畳平まで車で上がることができたため、 夏の避暑地であり(畳平では夏でも10度以下)比較的手ごろに3000m級の山に登れるスポットともなっていましたが、 現在ではマイカーは麓にある平湯温泉の駐車場に止めて、そこから路線バスで走ることになります。 登山は3000m級の山の中では初心者でも厳寒期を除いて比較的手軽で登りやすいと思います。 畳平と剣ヶ峰の標高差は324mほどです。初心者でも1時間半〜2時間ほどで山頂に立てます。 畳平駐車場からはまだ主峰・剣ヶ峰の姿は拝めません。 登山ルートは畳平でバスを降り、そこから徒歩で鶴ヶ池横の遊歩道を歩き、富士見岳(標高2817m)方向へ進みます。 そこから広い登山道が富士見岳の裾を巻くようにしてなだらかに少しづつ標高をあげてゆきます。 左手には富士見岳山頂が、右手には乗鞍岳裾野に広がるお花畑があり、その間を上がってゆきます。 やがてコロナ観測所がある摩利支天岳(2872m)分岐道を過ぎてしばらく歩くと突然目の前に主峰の剣ヶ峰が姿を現します。 ここから肩の小屋までは緩やかなやや下りとなっています。肩の小屋を過ぎるといよいよ本格的な登山道になります。 とはいっても結構幅も広く、初心者でもスニーカー程度で充分登れます。但し平坦ではなく結構岩などがありますが。 見通しの悪い這い松の間を抜けて、途中岩場を越えてゆきます。道が分かりにくいところには大きく赤い矢印が書いてあります 一気に鞍部の傾斜がやや緩やかなところまで標高を上げ、鞍部へたどり着くとちょっと一休みです。 ただ慣れない登山と空気が薄いためかかなり息遣いは荒くなります。 鞍部右手にかつての乗鞍岳が火山であった当時の火口が見えます。現在は火口湖の権現池となっています。 蚕玉岳(2979m)と呼ばれる外輪山のひとつが鞍部中ほどにありますが、ほとんど標高差はありませんので そのまましばらくは鞍部の広い部分を歩いてゆきます。しかしこの尾根伝いの道へ出ると風が強烈ですので 帽子などを飛ばされないように注意が必要です。 ここから頂上まで最後の登りにかかります。簡易的な山小屋のようなものがあり、岩場の間を上ってゆくと やがて最高峰の剣ヶ峰(3026m)に到着します。 独立峰ということもあり、山頂からは360度さえぎるもののない眺めが堪能できます。 槍・穂高など北アルプス連峰や南アルプス連峰、中央アルプス、すぐ近くに高天ヶ原(2829m)などなど その眺めは本当に素晴らしかったです。またこの日は最高のお天気で、午後3時を過ぎても全く雲ひとつなしでした。 しばらく頂上に滞在した後、再び下山をしましたが、慣れない登山で下りは結構膝が笑います。 ただ初心者が登れると言っても山の天気は急変します。また晴れている時とガスや霧雨がかかったときの気温差も 非常に激しく、また風が非常に強いところですので雨具などの用意は必要かと思います。 以前登ったときには快晴だったのが急に曇って霧雨が降りはじめ、寒くなってきて慌てて下山した経験があります。 またガスがかかると登山道や方向が分かりにくくなります。 乗鞍岳は以前はマイカーで乗鞍スカイラインの終点畳平まで行けましたが、 2002年を最後にマイカー規制となってしまいました。 現在乗鞍岳はバスのルートしかありませんので、今回撮影したような 桔梗が原のハイマツなどの乗鞍スカイラインからの眺めは撮影出来なくなりました。
乗鞍岳山頂へ
桔梗が原の這い松
乗鞍スカイライン
乗鞍岳鞍部の稜線 他
撮影日2002年10月3日
