那智の滝は高さ133m、幅13m、直瀑としては日本一の高さを誇ります。 日本滝100選はもちろん、日光華厳の滝と袋田の滝と合わせて日本三名瀑に数えられている滝です。 滝壺の深さは10mほどあるそうですが、かつては今よりももっと大きかったそうです。 那智の滝は標高965mの大雲取山を源流とする那智川水系最下流にあり、上流部にはニの滝、三の滝、陰陽滝など、 大小60ほどの滝があるそうです。 そのうちの48の滝が那智四十八滝として修行の場として修験道の滝行に使われていたそうです。 かつてはそれら48の滝の総称として那智の滝と呼ばれていたそうですが、 現在ではこのうちの一の滝を那智の滝と呼んでいます。 熊野の自然崇拝とも深いかかわりのある那智の滝は、古来から御神体としてあがめられていたのでしょうね。 また滝入り口の駐車場から入ると熊野那智大社の別宮である飛龍神社という名前が付けられた鳥居があります。 石の階段を下ってゆくと滝が見えてきますが飛龍神社には本殿も何もありません。 ただ滝の手前に鳥居があって、そこから那智の滝を眺めることが出来るのみです。 これは那智の滝自身が御神体としてあがめられていることを明確に示しています。 じつはこの滝が飛龍神社の御神体なのです。 良く見るとこの滝の最上部には注連縄が飾られているのが分かるかと思います。 この注連縄、神事として毎年7月9日と12月27日に張替えが行われるそうで、 注連縄の張替えを行うために2時間ほどかけて滝の最上部まで登り、 流される危険を冒しながら命がけで注連縄の張替えが行われます。 那智の滝は近くにある西国第一番札所青岸渡寺からも見ることが出来ます。 現在は那智の滝の滝壺までは直接行くことは出来ないようです。 飛龍神社の鳥居の左手、土産物屋の脇から入場料300円払うと、 さらに滝壷の近くまでは行くことが出来ます。 途中に延命長寿の水と呼ばれる龍の口から流れ出る清水が飲めます。 そこからさらに石段を登ってゆくと、滝壺近くの展望台のようなところへいけます。 ここから先は行き止まり、一般の人は入れないようです。 那智の滝へは国道42号線から車で那智駅前を那智スカイライン方面へ入り、 終点にある土産物屋の駐車場で車を停めると歩いて10分ほどで行けます。 駐車場は500円くらいが相場です。
直瀑日本一の高さを誇る那智の滝です。
また熊野の自然崇拝の象徴とも言うべき
那智の滝は、それ自体が御神体となっています
青岸渡寺開祖の裸形上人以来続く滝行の聖地だったそうです
撮影日2006年8月10日
