紀伊半島の青い海と天然記念物の獅子岩・橋杭岩などの名勝の壁紙写真です。
獅子岩について
獅子岩は高さ25mもあり、熊野灘に面した七里御浜海岸の西の端にある非常に巨大な自然の造詣です。
とにかく驚くのはその形。本当にまるで獅子が熊野灘の海に向かって咆哮しているように見える姿が、
あたかも本物の獅子のように見えます。
これは熊野灘の荒波と吹き付ける強風が作り上げたものですが、ここまですごいとは思いませんでした。
ちなみにここでは毎年8月17日に行われる
熊野大花火大会の会場でもあり、
獅子岩と花火を入れて撮影するのが人気のスポットです。
ただこの獅子岩を作り上げた自然の力が、またその力によって獅子岩の形を徐々に崩し始めています。
風化してゆくのは自然現象とはいえ後何年この形を保ち続けることが出来るのか、新たな問題でもあります。
場所は国道42号線熊野市七里御浜海岸の国道から向かって浜の一番右端に位置しています。
橋杭岩について
橋杭岩は和歌山県串本町の潮岬の近く、国道42号線沿いにあります。
突然海に向かって伸びるいくつもの柱のような岩が眼に飛び込んできます。
紀伊半島串本から対岸の紀伊大島方面に向かって長さ約850mにわたり、
大小40ほどの岩が橋桁のように並んでいるところから橋杭岩と呼ばれるようになったそうです。
橋杭岩には伝説もあり、かの弘法大師(空海)が天邪鬼(あまのじゃく)と紀伊大島へ向かって一夜にして橋を架ける競争をしたが、
天邪鬼が負けそうになったので夜明けを告げる鶏の鳴きまねをしたため、
弘法大師が夜明けと勘違いして橋を作るのを止めてしまったので、このような奇妙な形が残ったとされています。
まぁそれは伝説ですので置いておいて、なぜこのような奇妙な形が出来上がったのでしょうか?
橋杭岩は泥岩で出来たやわらかい地層に火山性の石英斑岩が混ざった地層で出来上がったものです。
今から1500万年くらい前にこのあたりでは熊野層群と呼ばれる泥岩地層が堆積していたところへ
マグマによる熱を帯びた火成活動が起こり、火山性の石英斑岩などが熊野層群に入り込んでゆきます。
またこの火成活動によって隆起した地形が地表に現れて今度は海水や風雨にさらされて侵食されます。
当然石英斑岩などの火成活動によって出来た硬い岩石よりも、熊野層群の泥岩層は早く削られてゆくため、
点々と岩石の硬い部分だけが浸食されずに残り、現在の橋杭岩のような奇岩群を作り出したと考えられているようです。