京都嵯峨野にある厭離庵(えんりあん)の紅葉です。小倉山の麓にある厭離庵は、歌人で有名な藤原定家が、かつて住んでいた山荘だと言われています。またここで、かの有名な小倉百人一首を編纂したことで知られています。創建年代はよくわかっていませんが、藤原定家が生きていた時代が1162年から1241年までとなっていますので、おそらく1200年代前半に作られたものと思われます。その後は、非常に長い間荒廃していましたが、霊元法皇から厭離庵の称号を賜って江戸時代中期の1772年に臨済宗天龍寺派の寺となって白隠禅師の弟子の霊源禅師を開山として、一時期建て直されていましたが、再び荒廃したため、1910年(明治43年)当時の白木屋の社長であった大村彦太郎という人が仏堂と庫裡を建て直して、山岡鉄舟の娘が住職となってそれ以降つい最近まで尼寺となっていました。現在では再び男性住職が入られているそうです。厭離庵の入口は非常にわかりにくいところにあります。二尊院から祇王寺方面に向かって歩いていくと、右手に看板が出ていますが、それを見逃してしまうと、メイン道路から細い路地を奥に入らないといけないため、入口自体が非常にわかりにくいところにあると思います。ただそれだけに、紅葉シーズンであっても、比較的訪れる人も少なく静かなたたずまいになっているのがとても印象的です。
撮影地 厭離庵(京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町) 撮影日2010年11月25日
撮影カメラ EOS 5DMark2 レンズ EF 28-300mm F3.5-5.6 L IS USM
参考GPS測位標高データ 厭離庵 標高56m
緯度経度 厭離庵 北緯35度01分22秒19 東経135度40分15秒92
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